【初心者向け】基本の堤防エサ釣り グレ編

陸地から手軽に釣るときの、基本をまとめています。
結構釣り方を忘れてしまう魚もいるので、自分用の備忘録も兼ねています。

グレ(メジナ)の生態

グレとメジナは同じ魚を指す言葉で、地域による違いです。私はグレと呼ぶほうが好きなので、ここではグレに統一します。一般的に釣りの対象となるグレは2種類おり、尾長グレと口太グレと呼ばれます。生態に大きな差はないようです。


グレは沿岸の岩礁帯を中心に生息している魚で、比較的浅い水深で生活しています。特定の地域や環境に生息し回遊は原則行いませんが磯間の移動などは行うようです。


食性は雑食性であり、甲殻類・藻などを捕食します。また、季節によって捕食対象が違うケースが多いようです。


産卵期は水温と地域によって大きく変わりますが、2月から6月頃くらいの範囲が一般的とされています。自身の生息域の磯場や湾内などで産卵を行います。

グレ釣りの仕掛け フカセ仕掛けの作り方

一般的なのはウキフカセ呼ばれる釣り方になります。フカセ釣りはやること自体は単純なのですがうまくやろうと思うと奥が深く結構難易度の高い釣り方です。しかし一度覚えてしまえば魚種による差はあるもののいろいろな魚を狙えますし、視覚的にも楽しい釣り方ですのでぜひ挑戦してみてください。

ウキフカセ釣りで使う道具は、以下のものです。
・竿(あれば磯竿2号程度)
・リール(スピニング3000番程度)
・道糸(ギリギリまで細いほうが良い ナイロン2号など)
・ウキ止め
・ウキ(玉ウキが良く使われる 中通しタイプよりシモリペット経由タイプをオススメ)
・シモリペット(中通しウキの場合は不要)
・からまん棒
・サルカン(道糸とサビキ仕掛けを繋ぐパーツ)
・グレ針(針サイズ5~6号くらい)
・ガン玉

撒き餌用の道具として以下のものも必要です。
・バッカンorバケツ
・ヒシャク

エサと針の重量だけで仕掛けを沈め、海流に逆らわずに漂わせて釣りをするやり方をフカセ釣りといいます。ウキフカセの場合はガン玉でウキの浮力調整はしますが、考え方の基本は同じです。

グレは視力の良い魚で、仕掛けが大きい・道糸やハリスが太すぎる、などすると見切られてしまい釣れないことがあります。実際に多種の魚が混じっている場所にサビキを落とすと、グレだけは見事にかかりません。特に糸の太さに敏感らしいので、できるだけ細い糸を使用するのが良いと思います。

サルカンとの接続部分の結び方は、エイトノット(八の字結び)で良いでしょう。ノット(結び方)については別の記事で紹介しています。

グレ釣りのエサ

フカセ釣りでは2種類のエサを使用します。針などは付けずに海に撒いて魚を集めることを目的とする撒き餌、針に刺して直接的に釣るためのエサである刺し餌の二つです。

撒き餌はグレパワーなどを代表とするそれ用のものを使用します。いろいろ種類があり、混ぜるものも多数販売されています。

各組合せによって釣果が変わることもあろうとは思います。しかし単純にグレパワーにオキアミを混ぜて撒くだけでも十分な集魚効果が見込めます。こだわり始めると餌の色によっても食いが違ってくるなど奥が深いようです。

季節によって好みが変わるという話はありますが、今のところ刺し餌はエビ一択でやっており、特に食いが悪いなど問題を感じたことはありません。ほかの方の様子を見ても大抵エビを使用していると思われます。

付けるエビのサイズは狙っている相手によると思います。グレはあまり口の大きな魚ではないため、必要以上に大きいエサを使うと針にかかりにくです。

ウキフカセ釣りのやりかた

釣り場にきたらまず最初に撒き餌を作り、釣り始める前から狙いたい場所を適当に決めて、何度か撒いて魚を集めておくと良いと思います。撒きながら仕掛けを用意する感じですね。

特に最初はあまり遠くに投げないほうが良いです。せっかく集魚するのですから、できるだけ近くに来てもらいましょう。

仕掛けができたら餌を撒いておいた場所付近に投げ入れます。投げ入れた場所付近に追加で撒き餌を投げます。撒き餌が海流に流されながらもゆっくり沈んでいき、そこに針に刺した餌もだいたい同様に海流に流されつつ漂います。撒き餌に寄ってきた魚が刺し餌のほうに食いついてくれるのを待ちます。

アタリがない場合や狙い以外の魚にエサを取られてしまうような場合にはタナ変更をしていくことになります。その際に少し気にしておきたい点として、撒き餌には種類ごとに沈むスピードというものがあります。

あまりに沈む速度が遅い撒き餌を使用していると深場が狙いにくかったりしますので、浅いタナに狙いを絞っているなどの理由がないのであれば標準的な沈降速度の餌を購入するのが良いと思います。沈降速度の目安はメーカーが出してくれています。

また、エサを取られることを回避するためのタナ変更については、重めのガン玉かオモリを付けることで一気に深場まで沈めてしまうのが有効です。ウキとのバランスが崩れない範囲である必要があるので、ウキも付け替えができる仕掛けにしておくと楽です。

また、どんな魚でもある程度は言われることですが、グレは特に潮の流れを読むことが重要とされます。潮の切れ目、潮流同士がぶつかっている場所、撒いた餌がどこに流れてどこに溜まっているのか。

仕掛けが届く範囲でそういう変化のある場所は積極的に狙ってみましょう。

グレ釣りに適した季節

グレ釣りは場所によっては一年中可能なようですが、数・サイズ・味を考慮して冬場の10月~12月頃がおすすめシーズンになります。産卵前の冬場のグレは寒グレと呼ばれ、大変美味です。逆に夏場のグレは食べているものの差なのか、やや磯臭いことが多いようです。

1月~2月頃でもおいしいグレが釣れますが、さすがに水温が下がりすぎてやや釣れにくくなっています。4月以降は産卵シーズンも終わった個体が多く、味が落ちますし釣れにくくもなりますます。

グレ釣りに適した時間帯

グレに昼行性の魚とされています。通常は陽の出ている時間帯に狙う魚で、朝マズメと夕マズメについては他の魚同様に釣果の上がる時間帯です。朝マズメに間に合うよう暗いうちから始めてお昼くらいに帰るか、昼からはじめて夕マズメから日没1時間後くらいまで釣って帰るくらいのやり方がよさそうです。

一部大型のグレは夜間でも活動しているケースがあるようなので、大物狙いの夜釣りを行う人もいるようです。

グレの締め方・持ち帰り方

ナイフやハサミなどで脳締めを行います。その後エラを切断して海水を汲んだバケツに投入し、血抜きを行います。最後に氷入りのクーラーへ投入して完了です。この時氷が魚に直接触れないように注意してください。

多くの場合グレ釣りをしている時期は寒い時期だと思いますので、氷水まで作らずとも氷の入ったクーラーにジップロックなどで保護して入れておくだけでも十分だと思います。暖かい時期の場合は、最後の行程にてクーラーに氷水を作って漬けるほうが良いと思います。冷えた空気と冷えた水では熱伝導率が全く違いますので。

グレの食べ方・料理

・お刺身
大きめの寒グレにおすすめ。脂がのっておいしいです。夏はちょっと風味がよろしくないかもしれません。

・炙り
お刺身同様です。皮目は魚のおいしい部位ですが、刺身にする場合食べにくいためはいでしまいます。炙りであれば皮も残せて食べやすく一石二鳥。こちらも夏グレは避けたほうが。

・しゃぶしゃぶ、鍋
こちらも寒グレに。温まるしおいしいです。

・塩焼き
これも結構香りがもろに来ますので、やはり寒グレに。

・唐揚げ、フライ
白身魚は基本揚げておけばおいしいです。釣り人は揚げ物がお好き。お酒に漬け込んだりできるので夏グレでもどうとでもできます。

その他

グレは根魚というわけではありませんが、警戒心が強い魚で、何かあるとすぐ根に潜ろうとする習性があります。アタリがあったら早めにアワセ、早めに浮かせておかないと根掛かりして仕掛けロストにつながります。

グレは視力が良く、エサの色の識別ができるようです。日によって食いのいい色というものが存在するそうなので、着色すると釣果が変わるかもしれません。また、ラインも太すぎると見破られる可能性が高いようです。

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