【釣行記録】2023/10/14【尾鷲】

釣行記録

釣行記録_20231014_尾鷲

今回は尾鷲まで出張釣行してきた。夜中というか朝というか、午前2時頃出発して道を間違えつつ4時半頃現着。

天気は午前中曇りの昼から雨予報だったので昼まで予定。大潮で5時半くらいが満潮、風も3m/sあるかないか程度で朝マズメ付近は状況が良かった。

本日のメインターゲットはカマスだが、尾鷲まで出てくるといろいろ釣れるので誰かにカマスがかかるまではサビキとカゴ釣りで何か掛かればいいな程度の釣り方をしていた。

とりあえずサビキ、ぼちぼちのアジとネンブツダイがたくさん釣れる。長い竿で少し遠めを狙うとはアジをピンポイントで狙うことができる様子だった。

ネンブツダイと遊んでいたところ、そこそこ大きい魚がカゴに食いつき糸が切れてしまった。カゴ食うなよ・・・。その後の様子からどうもネンブツダイを襲いに来ているようだった。私にはよく見えなかったが、体の形とサイズ、緑色のラインが見えたと同行者が言っており、おそらく30cmくらいのツバスだった模様。

ツバスが足元まで来ているのは初めて見る。できることなら釣れないものか、ネンブツダイを餌にして足元に垂らしておいたが残念ながら釣れることはなかった。

サビキで釣ったアジのうち小さいものはのませ釣りのエサに使用して放り込んでおく。底は砂+岩礁のような構成らしく、ところどころ根掛かりするので捨て糸付きののませ胴付きで様子を見る。

何度かがっつり齧られて死んだアジが帰ってきた。残念ながら鼻掛けしているところを尻尾側から下半身だけ齧られるばかりで特にフィッシュイーターが掛かることはなかった。しかしアジ投げているだけで複数回齧られるのはなかなか期待できる釣り場だと思う。

お次はカゴ釣りのほうだが、半ば予想はしていたがアジが釣れてしまう。結構遠方を狙ってもアジで、しかもサイズ感は足元とそう変わらない。これはイマイチということで足元近くに落としてみる。

すると何かが掛かる、足元なので少し引けば姿が見えた。そこそこのサイズだが引きはあまり強くない。あげてみると30cm程度のキジハタだった。確かに底は岩礁というかブロック?だったのでこの手の魚が居ても不思議はない、まったく狙ってはいなかったがこれはラッキーだった。

意外な客にウキウキしつつ足元狙いに変更するも、その後はカサゴが1匹掛かった程度で続きはなかった。

あとはカゴ釣りおなじみのチャリゴがかかる。もう2サイズくらい大きくなってからならおいしくいただくのだが・・・どうにも手のひら以下サイズしか釣れないのでこちらは全部リリース、大きくなって出直してきて!

そうこうしている間に同行者がひたすらサビキをしている中に小さめのカマスが掛かり始めたため、こちらもカマスサビキを投げていく。が、まったく掛からない。友人のキビナゴにも反応はなさそうで、今思えばアジサイズのサビキにかかるくらいのカマスしかいないことが原因だったように思う。

そうこうしていると予定よりかなり早めの9時前後だったと思うが、そのくらいに雨が降り始めたため雨具を着こみつつ濡れてはまずいものだけ適当にガードしつつこの時点ではまだ続行。

ここからは少し降ったりやんだりを繰り返す状態になったのに加えて、干潮が11時半くらいのためこの時点でももうかなり潮位が下がってきているのが見て取れる。

潮位が下がってもそれなりの水深があるのはさすが尾鷲といったところ。雨が降っているほうが釣れやすいと言われる魚もいるが、干潮と合わされば特に岸に近い部分では塩分濃度の低下が大きいだろう。

加えて12時前には本格的に降り始めて当面やまない予報かつ黒っぽい雲が近づいてきているのが見えるため、カゴ釣りようの仕掛けだけ残して片付け、いつでも脱出でき用にしたうえでもう少しだけ釣ることに。

あとはなるべく遠くにカゴを投げ込み雨に打たれる。状況的に全然期待しておらずぼんやりウキを眺めていると、沈む。合わせて引く、かなり重い。重いがリールが巻けないという程ではない、ドラグも出ていかないくらいの相手のようだ。

5号の糸を使用しているのでそう簡単に切れることもないだろうとゴリゴリ巻いていくと、70cmくらいだろうか、ボラだった。もうちょっとで網に入るくらいのところで針の根元部分の糸が切れて逃げられてしまった。

私は食べたことがないのだが、尾鷲のボラは臭くないらしくおいしいそうだ。そう聞くと逃してしまったのは残念だが仕方がない。

最近切れることが多いので比較的強い仕掛けを使用しているはずなのに相変わらずよく切れる。ボラに関しては見える位置から切れているので純粋にパワーで切られたと思われ、正直5号ハリスが切れるほどの負荷はかかっていないはずなのだが・・・。

格安のカゴ釣り用針&ハリスセットを使っていたのでそこに原因がある可能性は否めない。釣り具屋でたまにあるメーカー不詳の2枚セットで〇円!みたいなやつだ。

手間なので1本針の仕掛け以外ではやりたくないのだが、針だけ買ってハリスから自作するべきなんだろうなぁ。

それ以降も特筆するようなアタリはなし、そのままタイムアップで脱出となった。

本日の釣果はのませ過ぎて気が付いたら3匹しか残ってなかったアジと、キジハタ。カマスは同行者がサビキで10匹くらいは釣っていたので居ることは居た様子。ただサイズは小さかったので、まだちょっと早かったかもしれない。

帰宅後は結構眠かったのだがとりあえず捌くだけはやっておきたいのでぐったりしながら処理。キジハタのウロコはかなり取れにくく、そろそろウロコかきを買おうか悩むレベルだった。

まだそんなに寒い時期でもないのに内臓脂肪がすごい、たぶん釣り場の足元に居た個体であるため、釣り餌をモリモリ食べていたのだろう。アジ全部とキジハタの半身は刺身にすることにしたので捌いて皮も剥ぐ。キジハタの皮は強いので剥ぎやすい。残り半身は煮付けにする。

ちょっと煮過ぎたが味は良し、丸ごと入るサイズの鍋でも買えばもう少しきれいにいくのだが、余計な調理器具を追加したくないので悩ましい。

アジはまぁいつも通り、キジハタの刺身は2,3日寝かせたほうがおいしいので一旦冷蔵保存。アジが少なすぎて刺身がさみしいのでこんな構成になってしまったが、キジハタは刺身より煮付けのほうがおいしいように思う。1匹丸ごとやったほうがよかっただろうね。