陸地から手軽に釣るときの、基本をまとめています。
結構釣り方を忘れてしまう魚もいるので、自分用の備忘録も兼ねています。
ヒラメの生態
ヒラメは沖縄を除く日本全国の沿岸部に生息しています。
砂泥底の環境を好み、成魚は通常水深100m以上の場所に生息しますが、産卵期になると浅瀬にまで入ってきます。
カレイと似た姿かたちをしていますが肉食性が強く、捕食時の動きはかなり俊敏です。
産卵期は地域によって差異が大きく、南の暖かい地域では1~3月など冬~春にかけて、北の地域では6~8月など春~夏にかけて産卵期となる。季節より水温15度前後を目安にしたほうが分かりやすそうです。
ヒラメ釣りの仕掛け 作り方
生きた小魚を使用した泳がせ釣り(のませ釣り)にて。泳がせ釣りにもいろいろ種類がありますが、ヒラメを狙う場合は底付近を集中的に狙いたいこともあり、ポピュラーな胴付きスタイルかぶっこみスタイルにすることが多いと思います。
ちなみにヒラメは中層より高く泳いできて小魚を襲うことも多々あるため、実は必ずしも底を狙う必要はない場合も多いです。底付近はテッパンですがある程度高い位置で試してみても良いと思います。
あの形状の割に泳ぎもうまくパワーがありますので、大物がかかった時用に強めのタックルで挑むほうが良いと思います。
・竿(投げ竿か遠投磯竿)
・リール(道糸が150mくらいは巻けるサイズ)
・道糸(ナイロンなら6号以上はほしい)
・中通しオモリ(10~20くらい あまり強く投げるとエサが弱る)
・ハリス(ハリスも道糸と同等かそれ以上の強さがほしい 素材はフロロかいっそワイヤー)
・針(ヒラメ針、のませ釣りセットならその針でもOK)
・竿(投げ竿か遠投磯竿)
・リール(道糸が150mくらいは巻けるサイズ)
・道糸(ナイロンなら6号以上はほしい)
・3又サルカン
・ハリス(ハリスも道糸と同等かそれ以上の強さがほしい 素材はフロロかいっそワイヤー)
・針(ヒラメ針、のませ釣りセットならその針でもOK)
・捨て糸&オモリ(3,4号くらいの糸 オモリは10~20くらい)
基本根掛かりする場所なら捨て糸仕掛け(胴付き)、完全砂泥地なら単純なぶっこみ仕掛けで良いと思います。
また、遠投したい場合はエサが弱ってしまうのでエレベーター仕掛けというものを利用したほうがいいかもしれません。エレベーター仕掛けの弱点はタナを選べないことですが、エサを選べば良いです。
ヒラメ釣りのエサ
主にヒラメと同じく砂泥に住むキスや、アジ・イワシなどの回遊性の小魚をエサにします。
できれば生きた小魚を使用したいですが、死んだエサでも掛からないわけではない魚です。現地調達できないことも考えて冷凍アジやイワシなどを持っていくのもよいでしょう。ただし原則は生き餌が推奨される相手です。
冷凍エサのいいところは、取れてしまわなければ全力で遠投してしまっても問題ないこと。生餌はあまり強く投げると死んでしまうかもしれません。
ヒラメ釣りのやりかた
ルアーと違いエサが勝手に泳いでくれますので、アタリがあるまで放置するのみです。エサが死んでしまっていても掛かるとはいえ生餌のほうが良いことは間違いないので、時折引き上げて様子見はしましょう。
ちょっと当たっているくらいの時に合わせるのはあまり得策ではありませんので、しっかり飲んでもらってガツンと引き込まれてから合わせて引き上げるようにしましょう。
ヒラメ釣りに適した季節
地域によって違いがあるので一概には言えないのですが、水温と回遊する小魚の量、および産卵期の兼ね合いから春と秋がねらい目と言われています。
水温が高すぎる、低すぎる場合はヒラメの活性も下がり深場に移動してしまうことも多くなり狙いにくくなります。しかし一番おいしい時期は冬とされているので、比較的温暖な地域に住んでいる場合は初冬あたりは狙ってみるのもアリだと思います。
ヒラメ釣りに適した時間帯
ヒラメ釣りは朝マズメの時間帯が含まれるように行いましょう。一日中釣れる魚ですが、昼間と夕マズメはまずまず、夜間は釣果が落ちます。
ヒラメはいつ寝ているのか、昼間は砂に埋まりつつ目だけ出して餌を待っている、夜間は底付近を泳いで餌を探している、らしいです。ずっとエサ探してますね。
ヒラメの締め方 持ち帰り方
歯が鋭く口が大きいため暴れられると危ないので、本当はいつも通り脳締めしたいところなのですが、ヒラメは特殊な形状のせいで刃物を刺す位置が分かりにくいです。(わたしが慣れていないだけですが。)ので首の付け根の部分で背骨を切断して締めるようにしています。体の横?の線と首のラインが交わるところでごりっといきます。
同時に動脈も切断できますのでそのまま海水につけてしっかり血抜きし、氷に直接魚体が触れないようカバーしつつクーラーに入れて持ち帰ります。
ヒラメは締めた後長時間水につけないほうが良い魚ですので、空気で冷却するほうが良さそうです。
ヒラメの食べ方
ヒラメは通常の魚と違い、5枚開きという捌き方が主流です。体の側線に沿って真ん中に一度包丁を入れ、片面ごとに上下に身を分ける卸し方です。そうする理由はやりやすいからなので、別に3枚卸ではだめというわけではありません。
ヒラメも寄生虫リスクがあります。まぁリスクがない魚など天然にはいないのですが、中でもやっかいなアニサキスが比較的いる魚です。加熱時は気にしなくてよいですが、生食したい場合は・・・というかヒラメは生食したいですよね。薄めにスライスし、光に透かしてよく見ましょう。
業務用冷凍庫がほしくなりますね、-20度24hで死滅するそうです。家庭用冷蔵庫では最強設定でもそこまでの温度は出せません。それでも48h以上など長時間冷凍で死滅するという情報もあるのでリスクは減らせる可能性があります。
・お刺身、カルパッチョ、炙り
なんといっても生系の調理で食べたい魚です。内臓系が苦手じゃなければお刺身には肝醤油もおいしいみたいです。
・お茶漬け、丼
個人的には一押しです。醤油ベースの調味液に漬け込んでいただきます。ちなみにアニサキスは醤油漬けしても消えてくれないので勘違いしないようにしてください。だし汁を使うのが一般的みたいですが私は永谷園。
・天ぷら、唐揚げ
小型のものなら骨を唐揚げにして骨せんべいも有名です。
・ムニエル、塩焼き
脂が乗ってるものは塩焼き、逆はムニエルがおいしいと思います。
・煮付け
定番ですが、個人的には煮付けにするならカレイのほうが好きです。
コメント