陸地から手軽に釣るときの、基本をまとめています。
結構釣り方を忘れてしまう魚もいるので、自分用の備忘録も兼ねています。
カレイの生態
カレイは水深1000mクラスの深いところから、浅瀬まで広く砂泥底の地域に生息しています。
比べられがちな相手としてヒラメが典型的なフィッシュイーターということもあってか、あまりイメージがありませんが実はカレイも肉食性で小魚も捕食対象になっています。しかしカレイはヒラメのように動きが素早くなく捕食が上手ではないため、イソメ類などの動きが遅いものを捕食します。
産卵期は12~翌1月頃で、産卵のために特に浅い地域まで回遊してきます。
カレイ釣りの仕掛け ぶっこみ仕掛けの作り方
投げ仕掛けに必要な道具は下記のものです。
・竿(20号オモリの負荷に耐えられる投げ竿)
・リール(3000~4000番台)
・道糸(ナイロン4~5号)
・力糸(全力投球でなければ不要かも)
・サルカン
・天秤(誘導でも固定でも可)
・オモリ(20号程度)
・ハリス&針(市販品 11~13号くらいがよさそう)
湾内や石畳付近、なんらかの障害物付近などの近場を狙う場合はちょい投げ仕掛けで良いです。ちょっと遠く、沖側を狙いたいときはある程度の遠投が必要になるため、通常の投げ仕掛けを使用します。ちょい投げ仕掛けは下記の道具で作ります。全体的にサイズダウンしているだけで基本は変わりません。
・竿
・リール(なんでも良い)
・道糸(なんでも良い ナイロン3号くらい)
・サルカン
・ジェット天秤(6~8号くらい 当然普通の天秤+オモリでもOK)
・ハリス&針(市販品 11~13号くらいがよさそう)
カレイ釣りのエサ
カレイ釣りでは主にアオイソメを使用します。ほかにもイワイソメやユムシなどもそれぞれ効果的なのですが、いかんせん高価な場合が多いです。万能な上に安価なアオイソメが使いやすいと思います。
慣れてきたらユムシを少々は持っていくとよいかもしません。カレイは好みますが他の魚で好む種は多くないエサとのこと。アタリさえすればカレイである可能性が高くなりますし、余計な魚にかじられにくいです。
カレイの釣り方
エサを付け、目星をつけた場所に仕掛けを投げ入れて待つだけのぶっこみ釣りです。ゆえに竿はできれば複数本出していろいろな場所へ投げ込むようにしましょう。
通常沖側を狙うほうが良いのですが、あまり泳ぎが得意ではないため海が荒れているときは比較的穏やかな湾内を狙ったほうが釣れるケースがあります。
カレイは好奇心旺盛な魚であるらしく、光物の装飾をつけると釣果が上がるのだとか。あんまり効果は実感できませんが釣果が下がるということもなさそうですのでおまじないとしてつけてみても良いかもしれません。
また動きが敏捷でもなく捕食が上手でもありませんので、アタリがあったからといって慌てて引くと針に掛かっていないことが多いです。もぐもぐしているうちは待って、なんなら針を飲み込んでもらうまで待つくらいで良いでしょう。
カレイ釣りに適した季節
ずばり産卵初期の11~12月と、4月~5月(3月も地域によっては)になります。浅いところに来てくれていないと釣れないこと、産卵後は活性が下がること、あまりに寒すぎると活性が下がることが要因です。
カレイは低水温を好む魚ではありますが、あまりに寒いのは良くないようです。逆に水温が上がりすぎても深場へ行ってしまいます。
カレイ釣りに適した時間帯
カレイ釣りの時間帯は、これといって指定の時間がありません。朝マズメや夕マズメ付近が良いのだけは間違いがないので、どちらかが含まれるように行きましょう。ただ現実的には寒い季節での釣りになるので、夜釣りはかなり気合が必要かと思います。
加えてカレイは潮の動きが重要な魚とされていますので、タイミングを見計らうことができるのであれば満潮前後や干潮前後の時間帯も含まれるように行くと、より確率が上がると思います。
カレイの締め方 持ち帰り方
カレイの裏側からエラを切断し、水につけて血抜きを行います。それだけでも十分かもしれませんが、体の中心線の端の頭側をハサミやナイフで刺してぐりぐりするあるいは中心線上を切断ことで締めます。
形状からして大きいサイズのものはクーラーに入れにくいのですががんばって入れて氷で冷やします。直接氷と魚体が触れないよう、新聞紙、ビニール類、捨ててもいい布類などを間に挟んでカバーするようにしましょう。
カレイの食べ方
捌き方に関して、カレイやヒラメは5枚おろしが定番でちょっと変わったやり方だと思います。3枚おろしとの差は中心線に沿って切り込みをいれて上下に分けてしまうことと、外側からではなくその中心側からおろしていくことです。
・煮付け
カレイの食べ方で一番有名だと思ってます。卵もあったりしたら最高ですね。これが好きすぎて他の食べ方はあまりしたことがありません・・・
・お刺身
実はお刺身もおいしいです。ヒラメのようにぷりぷりした感触ではありませんが、確かな旨味を感じられます。
・塩焼き
脂の乗った大きいサイズのものは塩焼きもおいしいです。小さいのは煮付けとか油を使う料理がいいかも。
・ムニエル
油+で小さめのものや脂の乗っていない個体でもおいしくいただけます。
・唐揚げ
常に思っていますが白身魚は揚げればうまい。
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