2023/10/20 静岡県浜松市 明野キャンプ場
今回はキャンプ記録兼キャンプ場の紹介など。
以前からキャンプには行っていたが、数年前からソロでも行くようになった。スケジュール見て空いているところを自由にセレクトでき、好きなタイミングで家を出て、好きなタイミングでご飯を作り、食べる。とにかく全体的に自由にやれることと、話し相手がいないので好きなだけぼーっとできるのがメリットだ。
非日常感がそうさせるのか、人によるのか分からないが、私は釣りにせよキャンプにせよ現地に行ってしまえば普段の嫌なことを意識から締め出して過ごせるようになる人間だ。とりあえず忘れてしまえの精神。昔は分からなかったが、これがストレス解消というものか、と最近は感じている。
かなりギリギリの18日くらいまで天気の様子を見つつ予約を入れる。当日午前11時くらいに出発して下道でのんびり現地へ向かうと、到着時刻はおおよそ予定通りの14時くらいとなった。このキャンプ場だが、平日宿泊なら激安設定である。金曜に有給を取って行くなりすれば格安でキャンプ場の利用が可能。
キャンプ場入口で管理人さんが待機していて(管理人さん自宅がすぐそこみたいなので、たぶんチェックイン時間が近づくと来てくれるのだと思われ。)キャンプ場の簡単な説明を受けてお金を支払い入場。平日の場合はフリーサイトで場所は早いもの勝ちだそうだ。
有料で温水シャワーが借りられる、割と近くに銭湯もあるとのこと。ただ銭湯は営業時間が17時までらしく、ちょっと厳しい。帰りに入ってく人もそこそこ居るのだとか。
13時チェックイン開始の設定で、私は14時着だったのでそこそこ空いてるだろうと読んでいたが、管理人さん曰く金曜日は大抵予約でいっぱいだそうだ。
15か所くらい?サイトがあるのだが、到着時点でもう5か所くらいしか選択肢がなかった。平日狙いで行くならジャストの13時着で行ったほうが賢明かもしれない。ただし13時に行くとおそらくチェックイン待ちで込んでいるのではないかと予想される。
ロケーションとしては川沿いのキャンプ場で、一段降りれば河原、その先に川がある。水は結構綺麗で手前のほうはそんなに深くもなさそうなので、夏場は水遊びなんかもできそうに見える。到着時点で釣りをしている人もいた。河原からサイトまでの段差はかなりあるので川沿いとはいえ多少の雨くらいならば増水の心配はなさそうだ。
サイト選びはそんなに選択肢があるわけでもないが、ソロキャンプの時は特に場所をしっかり選びたいところ。このキャンプ場は比較的横並び隣同士の配置が多く、やや孤立している場所もあるがすでに先客が居た。横並びの場所しか選択肢がない場合は、トイレと洗い場の位置、そして隣になるキャンパーがどんな属性の人かを見るようにしている。
トイレや洗い場が近すぎると、人通りが多くなってしまって気になるし、夜間にも人が歩く可能性があるので私はできるだけ避けるようにしている。ただこのキャンプ場では洗い場もトイレも複数あるのでそこまで気にする必要はないかもしれない。
今回はお隣の片側が樹木に遮られている場所が空いていたのでラッキーだった。反対側は家族でのキャンプの様子、ファミリーが隣の時は念のため両親が普通そうかどうかは見ておく。ストレス解消に来てストレス貯めていては意味がない。ちなみに理想は隣もソロキャンパーというケース、ほかの選択肢があるなら逃げるのは若者グループのケース。理由は単純にうるさくなりそうかどうか。
着いたらとりあえずベースを作る。サイトはソロで使うには広すぎるくらいの範囲があるので適当に配置しても問題ない。この日は想定外の暑さで、まさかのTシャツ1枚での作業だった。もうちょっと涼しいと思っていたので宛てが外れてしまった。
地面は芝+土+小石少々といった構成、石にさえ当たらなければちょうど良い硬さでペグが適度に打ち込める。テント・ タープ・風よけ・コンロ椅子その他の順であまり考えずに設置、あまりに暑いので寝袋は開封せずブランケットだけで寝ることにした。暑い時でもエアマットやコットの類は置いたほうが良い、地熱でさらに暑かったりするので。
今回は前方に川を見据え、左右を車と風よけで囲い、後ろにテントを設置しての取り囲みスタイル。この時点では無風だったのでタープも高め配置、景色もいいし目の前の道を人が通らない限りは人目も気にならない。
寒い時期にばかりキャンプをしているので、この日の暑さで火を起こす気になれずしばらくお酒飲みつつぼんやりしていた。もうこの時点で割と思考停止状態、この思考停止がとても良い。普段はどうしてもいろいろ考えてしまうので数少ない脳の休息時間だ。
なんとかがんばって火を起こし、肉を焼いたり魚を焼いたりコメを炊いたり。キャンプに来るたびに必ず同じ過ちを繰り返しているのだが、持ってきた食材の半分消費したくらいでもうお腹いっぱいになってきてしまった。
せっかく来て物足りないより良いと、あんまり反省していないので仕方がない。いつものことなので余り物をクーラーに詰めなおしてあとは晩酌するのみ。
フードファイターでもない限りソロキャンプで食事以降は時間が余るので暇つぶしの手段は必須。私は音楽流しながらノートPCでこれを書いていたり、まだ明るければ本を読んでいたり、スマホで何かしているかというところ。別に普段とそう違いはないが、気分的には全然違うのでこんな過ごし方が結構気に入っている。
22時消灯なので21時半くらいから食品の臭いのするものを軽く処理、野良猫がやってくるらしい。昼の暑さはどこへやら、この時間になると結構冷えてきた。しかも地形のせいなのかたまに突風とは言わないが強い風が吹く。昼間がほぼ無風だったのでちょっとびっくり、この翌日は普通に風の強い日だったのでいつもこうではないのかもしれないが、ペグ打ちはしっかりやっておいたほうがよさそうだ。
ちなみに夜空を見上げると星がとっても綺麗。明らかに都市部とは見え方が違う。星を撮影できるような機材の持ち合わせがないので撮影はできず。
前日少し睡眠不足だったのもあってたまには消灯時間にさくっと就寝してみた。が、食べ過ぎで苦しいのと体が寝る時間と認識していない様子で全然眠れない。しかもちょっと寒いだのなんだので、ブランケット追加に起きたりで結局ちゃんと寝始めたのは0時過ぎになってしまった。
翌日、ガスコンロで適当にお味噌汁だけ作ってすする。チェックアウトが良心的な12時なので余裕があるが、先に撤収準備をしてからゆっくりするのが好み。
朝からそこそこ風が強く軽いものは飛んでいきそうだった。今回のキャンプは夕方に一瞬雨が降ったがそれ以外はずっと晴れか曇りだった、それでもグランドシートの裏などは濡れているので乾かしてから収納する。
この撤収作業は正直めんどくさいのだが、ここでひと手間かけて綺麗に収納しておくと次回そのまま使えるので、家に帰ってからの手間が格段に減るのでなんとか頑張る。キャンプで一番面倒なのは帰宅後の後片付けだと思う。。
最後に特筆すべき点としてこのキャンプ場、ほとんどのゴミを無料で引き取ってくれる。粗大ごみなどの一部ゴミはダメとのことだが、ペットボトルに缶、灰なども全部引き取ってくれた。ゴミは有料引き取りor捨てていけるゴミに制限が大きい場合が多いので、めちゃくちゃ助かる。
今回はここまで
今回のキャンプ場情報と所感
名称:明野(あすの)キャンプ場
住所:〒437-0625 静岡県浜松市天竜区春野町堀之内434
予約方法:「なっぷ」より「明野キャンプ場」で検索して予約
混み具合:人気のキャンプ場と思われる 予約は早めに
サイト:
平日はフリー先着順 休日は場所予約制 車両の乗り入れ・横付け可能 サイト数15程度 3人使用ならちょうどよいくらいのサイズ感 現地でサイトマップ兼使用許可証のようなものをお借りする。
料金:平日1人あたり1000円 休日4人までで3800円
ロケーション:川沿い
地面:芝+土+小石 地面の硬さはやや硬め~普通くらい(薄型や細いペグではやや厳しい)
トイレ:清潔 ウォシュレット有 複数設置されており距離良好
洗い場:複数設置されており距離良好 水は飲用として使用できるとのこと。
ゴミ:
粗大ごみやガス缶などの一部を除いて無料引き取り 袋は何でもいいが種類別に分けて帰るときに管理人さんへ渡すorキャンプ場入口にあるごみ箱へ入れる
風呂:コインシャワーあり 近くに銭湯あり(ただし営業17時まで)
道中:キャンプ場直前にすれ違い不可の道あり 急勾配の道あり
入退場:チェックイン13時以降 チェックアウト12時まで
電源:なし
その他:
管理人さんの自宅がすぐそこで、困りごとの際には緊急連絡先があり安心できる。管理人さん自身も気さくで腰が低く好感の持てる方。地形の関係で風が強くなりがちな可能性あり。気温は都市部平地より3~5度くらいは低そう。
コメント:
平日ソロかペアくらいまでなら自信をもって勧められるキャンプ場。(平日プランは人数ごと金額加算)
直前の道が狭くて急角度なので路面が濡れている時は要注意。ソロキャンパーもポツポツおり、うまくサイトを取れれば落ち着けるが大体の場所は横並びで、隔離されている感じのサイトはないため、ソロ時はうまく目隠しがしたい。
休日の場合は、場所予約制のフリーサイトと考えると料金はやや安くらい。4人までは金額が変わらない設定なのでグルキャン向け